旧筑波鉄道の
歩んだ歴史。

かつて土浦駅から岩瀬駅を結んでいた鉄道路線。
廃線となるまでの69年間、近隣住民の生活の足として活躍していました。
車窓から霊峰・筑波山を望むことができる列車は観光客からも愛され、
中間にある筑波駅は筑波山の玄関口として賑わいました。

人々の生活を支えた
69年の歴史。

筑波鉄道は1918年(大正7年)に開通し、土浦駅から岩瀬駅までの
18駅間を運行していました。最盛期となる1960年ごろには
上野駅や日立駅から国鉄が筑波駅まで乗り入れるほど繁栄して
いましたが、自家用車の普及とともに1987年(昭和62年)に廃線。
その後、廃線跡はつくば霞ヶ浦りんりんロードとして生まれ変わり、
廃線となった今も町おこしの一つとして貢献しています。

歴史の面影が残る跡地。

全18駅の内、虫掛駅、常陸藤沢駅、筑波駅、真壁駅、雨引駅、岩瀬駅の6つが
休憩所として整備され今もその面影を残しており、疲れた足を休める
サイクリングの憩いの場として、今もサイクリスト達を助けています。

  • 旧筑波鉄道 常陸藤沢駅の当時と現在
    (現:藤沢休憩所)

  • 旧筑波鉄道 筑波駅の当時と現在
    (現:筑波休憩所)

名残りを探す。

廃線となった筑波鉄道ですが、現在ではその線路跡が綺麗に舗装されサイクリングロードとして
再利用されています。当時の勾配標、距離標が残っており、ノスタルジックな気分で
サイクリングを楽しむことができます。

  • 岩瀬 - 雨引 キロポスト

  • 樺穂- 真壁間 踏切跡&キロポスト

  • 筑波北の橋看板

旧筑波鉄道コースを走ってみる。

旧筑波鉄道のサイクリングコースはもともと鉄道用に整地されたルートなので、
急なカーブやアップダウンがほとんどなく、旧駅舎を活用した休憩所も多いため
初心者にも非常に走りやすいコースになっています。

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